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普段の料理から、おめでたい席でのお吸い物までよく使われる「ハマグリ」。身も大きくて食べ応えもあるので美味しいですよね。
いざ調理しようとして砂抜きをしたけど「あれ?口が開かない・・・」という時はありませんか?水がよくないのか時間が短すぎたのか、意外とコツが必要だったりしますよね。
今回は砂抜き中のハマグリの口が開かなかった時の対処法についてご紹介していきます。
同じようにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ハマグリの砂抜きができない理由
ハマグリを砂抜きしているのに、「口が開いていない」「砂を吐き出している様子が無い」という場合がありますよね。
こういった場合には理由がいくつか考えられます。ハマグリを入手する手段を大きく分けると「スーパーなどで購入する」か「潮干狩りで採ってくる」かのどちらかが多いかと思います。
スーパーなどお店でパック詰めされているものを購入した時はハマグリが弱っている場合もありますので、砂抜きしても口が開かないことがありますよ。
ただし、その流通段階ですでに海水につかった状態なので、すでにほとんどの砂が抜けています。ちゃんと正しい砂抜き方法を行ったが口は開かなかった場合、そのまま調理しても大丈夫なことが多いですよ^^
スーパーで購入場合、消費期限などの部分に「念のため砂抜き」と表示があれば、おおよそは抜けてると考えていいと思います。
ただ、潮干狩りで採ってきたものを砂抜きしたのに口が開かないと言う場合には
砂抜きの方法が間違っているか、ハマグリが死んでいる可能性があります。
もしハマグリが死んでいる場合は危険。食べないようにしてくださいね。ハマグリは死んでしまうと腐敗菌が急増し、すぐに傷んで毒素が発生します。
この毒素は熱を入れても大丈夫というわけではなく、とっても危ないんですよ。もし正しい砂抜きの方法を行っても開かないハマグリがある時は、もったいないですが、捨ててくださいね。貝にあたると本当に大変ですよ!
ハマグリの砂抜きの仕方
ハマグリを砂抜きする際に失敗しやすいポイントは
・塩分濃度
・水温
・明るさ
この3つです。
ですが、これをおさえておけば誰でも失敗なく砂抜きができます。では正しいハマグリの砂抜きはどのように行えばいいのか、ご紹介していきますので参考にしてくださいね。
はまぐりの砂抜き方法の手順
用意するもの
・水
・塩
・ボウルなどの入れ物
手順①500ミリリットルの水に塩大さじ1(15g)を入れて塩水を作る
塩は多すぎても少なすぎてもいけません。
海水と塩分濃度が異なると、ハマグリはストレスを受けて口を開かなくなってしまいます。かならず濃度を守ってくださいね。
手順②ハマグリを容器に重ならないように並べる
ボウルなどの丸い容器より、バットなどの平たい容器の方が水に均等につかるので良いです。
私は揚げ物バットを使ったりします。油切りの上にハマグリをのせておくと吐き出した砂が下に落ちるので、再び砂を吸うことを防げますよ。
手順③水を入れる
たっぷりの水につけたら良いと思っている方はいませんか?実は水の量もポイントです。
平らに並べたハマグリが少し顔を出す程度(ハマグリの4分の3程度)の水量にしてください。
全部がつかってしまうとハマグリも呼吸が出来ません。
手順④新聞紙をかぶせる
明るい場所での砂抜きは進まないことが多いです。暗い場所の方が適しているので、
砂抜き用の水につけたら上から新聞紙などで覆うようにしておくといいですよ。
手順⑤そのまま常温で放置
生ものなので冷蔵庫に、と思いがちですが水の温度が低すぎるとハマグリの動きも鈍くなってしまいます。
寒い時期などの砂抜きは常温で行うのが良いです。
砂抜きの時間はスーパーなどお店で買ったものは3時間程度、潮干狩りで採ってきたものは一晩ほど置いておくとよいでしょう。
まとめ
わたしも潮干狩りで採ってきたはまぐりをたっぷりの塩水につけて失敗したことがあります・・・。
砂抜きはコツさえつかめば、「ジャリッ」という、あの嫌な思いをせずにすみます。おいしく調理してみてくださいね。
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