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正月がおわると「七草粥」!
最近ではスーパーなどでも七草粥を販売しているので、毎年食べているという方も多いのではないでしょうか。
「体にいい」というのは分かりますが、いつ食べるものなんでしょうか?
そこで今回は、七草粥についての由来や意味などを交えて、いつ食べるのかを紹介したいと思います。夕飯に夜たべようかなーと考えてる方は参考にしてみてください^^
七草粥の意味や由来を簡単に!
七草粥を食べる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」といい、1年に5回ある「五節句」のひとつです。無病息災などを願う日ですよ。
ルーツは中国。
もともと、昔の中国では、「元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀」としてそれぞれを占いをして、新年の運勢をみるとともに、各日の占いの対象としていたものを大切にしていました。
唐の時代になると、7日(人日の日ですね)には、「七種菜羹」という7種類の野菜が入った汁ものを食べて、その年の無病息災を願うようになりました。
また、この日は、中国の官の昇進を決める日でもあったので、その日の朝に「七種菜羹」を食べて、出世を願ったそうですよ。この中国の昔の風習から、朝食べるといいといわれています。
さらに、時代が経ち、もともと日本にあった冬に雪間から芽を出した若芽を摘む「若芽摘み」という風習と、中国から伝わってきた「七種菜羹」が結びつき、平安時代、今の七草粥になりました。
七草粥は無病息災を願う⇒粥を食べるという習慣が、庶民にまで広がったのは、江戸時代です^^
七草粥はいつ食べるものなのか
七草粥を食べる時間は、先ほどの由来から考えると、元々中国では朝に食べられていたので同じく朝に食べて「無病息災」「出世」を願うのが本来の食べ方です。
体に優しい具材で出来ているので、その意味でも朝起きてすぐの胃腸にも負担がなくていいですよ。
現在では朝にあまり時間がとれない、朝食はパン派などといった理由で朝には七草粥を食べず、家族が揃う夜に食べる家庭も多いです。
七草粥を朝食べる理由がわかったとしても、朝からおかゆをわざわざ作るのは、時間がかかりますからね。朝に食べないから病気になる、夜に食べたら縁起が悪いわけではありません。別に昼でもOKです。
ご家庭のライフスタイルに合わせてお好きな時間に食べるのも、今の時代にあった季節の行事なのかな、と思います^^
七草粥の意味や種類について
ちなみに、七草ひとつひとつにも効能があります。
- ・せり・・・「競り勝つ」という縁起もの。整腸作用があり、栄養豊富
- ・なずな・・・むくみ防止。高血圧や便秘にも効果あり
- ・ごぎょう・・・のどの炎症、咳止め、利尿作用がある
- ・はこべら・・・ビタミンB、ビタミンCなどが豊富
- ・ほとけのざ・・・食欲増進、整腸作用あり
- ・すずな・・・消化を促す。癌の予防
- ・すずしろ・・・風邪予防。食物繊維も豊富
栄養豊富で、お正月のごちそうをたくさん食べて疲れた胃腸や体にとてもぴったりの食べ物です。
受験などを控える子供の健康対策や験担ぎにもいいかもしれませんね^^
七草粥について【我が家の場合】
私が小さい頃、家では七草粥が出たことはありませんでした。
母がいうには「値段が高すぎる!」のが理由で・・・。たしかに家族が多いと人数分の七草を買うのは大変だったのかもしれません。
私が七草粥をはじめて作ったのは結婚してからでした。
食べたことも無かったですし、最初は青臭くてちょっと苦手だったのですが、今はおいしいレシピがネットでもたくさん見られるので毎年「今年はどんな七草粥にしようかな~」とたのしみにしています。
スーパーでもセット商品やレトルト商品が売ってるので、本格的でなくても、時短で朝ごはんは「レトルトおかゆ」+「セット七草粥の野菜」なら簡単にできますよ^^
まとめ
お正月で美味しい物をたっぷりたべた後だと、胃腸はつかれています。家族の出世と無病息災を願って、来年はぜひ七草粥を食べてみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです
★別に朝食でなくてもいいかーと考えた方はこちらをどうぞ。献立 悩むんですよねー。